軽めのオタクがおすすめするミステリー紹介⑦

みなさま
お疲れ様です HINA33です

 


今回は、自称「軽めのオタク」である私が
おすすめするミステリー本について紹介したいと思います

 


このブログが初めましての方は
以下の、自己紹介文も読んでみて下さい

hina33-killinglife.hatenablog.com


今回紹介するのは・・・
「誰も死なないミステリーを君に」です
作者:井上悠宇
出版社:ハヤカワ文庫
刊行日:2018年


シリーズ物のミステリーとなります
前から気になっていたシリーズで
先月最新刊が発売されましたので
これを機に過去のも読んでみようと思いました

 

あらすじ

父親が横領の罪に問われ、世間から「犯罪者の息子」の
レッテルを貼られた佐藤君は居場所を追いやられ
高校の屋上で暇を持て余していた
ある日、他校のお嬢様学校の女の子がやってきて
屋上のフェンスによじ登る処を目撃してしまう
話を聞くと彼女、遠見志緒には「人の死」が見えるという
これは、佐藤君と志緒が織りなす誰も死なせることはしない
優しいミステリーの物語


志緒には顔をみるとその人の死期が段階的に分かる力がある
1段階目では目に1本の黒い線が入り、2段回目ではそれが2本になる
そして、まもなく死ぬ人は顔がモザイクで塗りつぶされ
顔の確認が全くとれなくなってしまう
しかし、志緒見える「死期」は未来を変えることで阻止することができる
事に気づいた佐藤君は、志緒と協力し人を救うことを決意します

今作は、佐藤君と志緒が出会うきっかけとなった
志緒が飛び降りようとした原因の謎に迫るお話となっています


おすすめポイントとしては
・ミステリーの王道は外さない
 「誰も死なせない優しい物語」となっていますが
 物語は、ちゃんとミステリーになっています
 通常「誰が犯人か」を見つけるために5W1Hを推理していきますが
 この作品では「どうしてこの人が死ぬ事になるのか」について推理していきます
 過去の伏線だったりが重要になる点は普段のミステリーと変わり有りません
 また、この作品ならではなのが「その人の死期のレベルが変化した際の、他者の発言や起こった出来事」が
 事件解決の手がかりになることではないかと思います
 あえて、危険な発言や行動をしてみたり、嘘を交えて物語をすすめ
 「なんでこの発言で、死期が変化したんだろう」と推察する点は間違いなくミステリーといえるでしょう
 

誰も死なせないようにするため
死の原因、あらゆる要素を突き止め
それを回避する行動を考察する
珍しいミステリーとなっています
次巻についても読み終わり次第
ブログに載せたいと思います


今回はこのへんで

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