軽めのオタクがおすすめするミステリー紹介⑨

みなさま
お疲れ様です HINA33です

 


今回は、自称「軽めのオタク」である私が
おすすめするミステリー本について紹介したいと思います

 


今回紹介するのは・・・
「誰も死なないミステリーを君に-眠り姫と5人の容疑者」です
作者:井上悠宇
出版社:ハヤカワ文庫
刊行日:2021年


今回は、今年発売した最新刊を読みましたので
その感想を載せたいと思います

過去の記事はこちらになります

hina33-killinglife.hatenablog.com

 

前作のあらすじから今作のあらすじ

前作
志緒の高校時代からの友達である
飛鳥に「死線が見えている」と相談を受けた佐藤君は
飛鳥の遺産相続に関係があると考え
養子として迎え入れられたししがみ家がある八咲木村へ向かうことになる
そこで、佐藤君はししがみけには昔鬼の子が存在していたという
噂を聞き、飛鳥も昔鬼にい会い神隠しに遭ったことを告白する

今作
志緒は死線が現れた人の運命を変えようと行動していたが
うまくいかず絶望していた
そんな中、志緒は路上でのライブ動画を配信していた奏音と出会う
動画の大ファンである志緒は彼女と会えたことをうれしく思っていたが
彼女にも死線が現れてしまう
なんとか彼女の死を止めようとする志緒は
親友が飛び降りた学校の屋上で偶然であった少年に助けを求めるのであった


今作は、佐藤君と志緒が出会ってから最初に解決した
事件の物語となります
志緒は1人で奏音の死線を消そうと行動しましたが
うまくいかず
佐藤君は志緒のえた情報から謎を解き明かす
安楽椅子探偵形式となっています

無人島、遺産相続に続き安楽椅子探偵
今回もミステリーの要素は外しません

志緒が情報を集めると
奏音には高校時代から仲のいい5人の友人達がいて
そのうちの鉄太が白雪への暴行容疑で少年院行きに
なるところから始まります

白雪が寝たきりのまま数年がたちそれぞれの進路へと進んだ友人達と
再開し話を聞いて回ると
その当時学校ではやっていた「ドラッグ」が
絡んでいることが分かりました

最後は、奏音達を集めイヤホン越しに佐藤くんの指示を
聞きながら志緒が謎を解明していきます
この、形式を取った理由として佐藤くんは
「死線を消せるのは君だけだから」と志緒に訴えています

今作、志緒と佐藤くんの会話は多くありません
元々、佐藤くんは「事件を起こす前に解決できる能力」をもつ志緒に
興味本位で関わっていきましたが
志緒の言動や行動から、彼女に対しての考えが変わっていきます
志緒もいままでは呪いと思っていた力も
佐藤くんの言葉によって見方を変えさせられたことで
佐藤くんを受け入れられたのではないでしょうか
ただ、もう少し、佐藤くんと志緒の関係性の構築がある話が
あっても良かったのかなと思いました

今作では今まで語られなかった佐藤君の下の名前
なぜ、佐藤くんがキャスケット帽をかぶっているのかがわかります
今回はこのへんで

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