軽めのオタクがおすすめするミステリー紹介⑧

みなさま
お疲れ様です HINA33です

 

今回は、自称「軽めのオタク」である私が
おすすめするミステリー本について紹介したいと思います

 

今回紹介するのは・・・
「誰も死なないミステリーを君に」です
作者:井上悠宇
出版社:ハヤカワ文庫
刊行日:2019年


今回は、第2作目を読みましたので
その感想を載せたいと思います

過去の記事はこちらになります

hina33-killinglife.hatenablog.com

 

前作のあらすじから今作のあらすじ

前作
人の死期が分かる「死線」が見える遠見志緒と
犯罪者の息子のレッテル貼られた佐藤君は
母校の文芸部4人の死線を消すため
無人島というクローズドサークルを用意し
文芸部4人を守りながら、もう一人の文芸部員だった
武東一歩の自殺の謎を解き明かしていくのだった

今作
志緒の高校時代からの友達である
獅加観飛鳥に「死線が見えている」と相談を受けた佐藤君は
飛鳥の遺産相続に関係があると考え
養子として迎え入れられたししがみ家がある木八咲村へ向かうことになる
そこで、佐藤君は獅加観家には昔鬼の子が存在していたという
噂を聞き、飛鳥も昔鬼にい会い神隠しに遭ったことを告白される

 

今作も「大きな財力を持つ家の遺産相続と鬼の伝承」と
いかにも、ミステリーな舞台となっています
飛鳥の他に遺産相続の候補となっているのは
チャラそうな私立探偵
ずっと狐の仮面をしたままの医者
寡黙な芸術家
と個性が強いのもお約束です

現当主、獅加観義龍の遺書には「金印を手にした者」
「獅加観家長男」が優先的に遺産の取り分が大きくなることが
書かれていましたが
金印、長男共に行方不明のため相続は混乱を極めるかと思いきや
次々に長男を名乗り出る者が現れます
しかし
実は長男こそが飛鳥の神隠しの犯人ではないかと
疑いを持つ佐藤君たちはここから
遺産巡り、神隠しの犯人の謎に巻き込まれていきます

個人的には各候補者達の跡継ぎの理由が弱く感じました

ミステリーとしては
難しいトリックは特になく
佐藤君達が死線の変化を読み解きながら
容疑者達の行動を誘導していきます

前作が過去の事件に対してのアプローチだったのに対して
今作は「過去の問題から現在の事件を解決」するアプローチになっているので
謎解きの重厚さは前作と比べて薄かったかなと感じました

次は、最新刊読んでいきます


今回はこのへんで

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