軽めのオタクがおすすめするミステリー紹介⑪

みなさま
お疲れ様です HINA33です

 

今回は、自称「軽めのオタク」である私が
おすすめするミステリー本について紹介したいと思います


このブログが初めましての方は
以下の、自己紹介文も読んでみて下さい

hina33-killinglife.hatenablog.com

 

今回紹介するのは・・・
「中森高校文芸部のホームズ&ワトソン」です
作者:波戸彼方
イラスト:椎名くろ
出版社:星海社
刊行日:2021年10月13日


作者の波戸彼方さんは今作が初執筆だそうです

 

あらすじ

中森高校の文芸部に所属する藤堂基子は
ミステリ作家志望で部で刊行している「いつその」に載せる
作品の執筆をしていた
そこへ「中森高校のホームズになる」と自称する
曲直瀬彰がやってくる
加えて彰は「ミステリを書く人物」を探しており
「たまたま」見つけた基子を「ワトソン」に指名する
当然、渋る基子に対してどうすれば認めてもらえるかと問うた
彰に対して実力を証明したらと答える基子
都合良く事件など起こらないと思っていたが、その直後
隣の漫画研究部からノートが盗まれたという一報が届くのだった

 

物語は5つのショートストーリーとなっており
壮大な1つの謎を追いかけるというよりは
日常に現れた些細な謎を一つ一つ解いていく構成になっています
あらすじの事件はプロローグにあたります

 

おすすめポイントとしては
・ミステリとしても青春劇としても楽しめる
 今作に登場する謎は「ミステリ」というよりも
 「事件」としての見方が強いかなと思いました
 むしろ主は「ホームズ」彰と「ワトソン」基子の関係性の構築であり
 謎はそれに対するスパイスなのかと感じました
 だからといってミステリの部分が雑に扱われているわけではありません
 きちんとした、情報収集と論理的思考のもと事件は解決されていきます
 物語が動くのは4パート目ここで一度はっきり基子と彰の
 「探偵役としての考え方」に明暗が分かれます
 これは、元来のホームズとワトソンらしく
 意見の対立の表現として描かれていると感じましたが
 当該者たちが「学生」と言うこともあり
 一種の学園もの作品のような青春感(伝わりますかね?笑)も
 味わうことができました

 

作品は5パート目で完結しているようにも取れますが
続編もあるのかな?と思わせるかきぶりでした

 

今回はこのへんで

もしよろしければ、Twitter(HINA33@freeway_bloger)のフォロー
ブログのお気に入り登録、コメントなど
よろしくお願いいたします!


このブログが皆様の暇つぶしになりますように